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●学年クラスの近況【昭和41年度卒業】
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2024年5月29日 掲載
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わいらがもてなしたけじゃ
(昭和41年度卒業 平井園子[三根婦人会副会長]) |
2020年からのコロナウイルスによるパンデミック、2023年、公的施設での飲食が可能になり元の生活に戻り始めた8月「八丈島三根会」から三根婦人会に料理の依頼がありました。
220名分のオードブル、島寿司、今は希少品になったハンバや島海苔のおむすびを、準備を含め三日間、16名で調理に取り組み、会員のプロ集団のごとき働きで遺漏なく仕上げることができました。
美味しかった、島料理懐かしかった、きんぼを久しぶりに食べた。などと声をいただき、会員一同で喜びを分かち合いました。
島の食材をたくさんの方々から寄付していただいたこともご報告します。
ねぎらいの言葉と共に「おめーらも会場で楽しみたからんのーに、次は他の地域の婦人会に料理は頼んで参加しやれよー」と言ってくださる方が居ました。
私は「うん・うん」と思ったのですが、調理に取り組んだ一人が、 「そいもそごんどーが…。あだんのー、わいらがもてなしたけじゃ」 と言うのを聞いて、なんてボランティア精神に溢れた言葉だろうと、改めて脈々と続いてきた婦人会の精神に触れた想いがしました。大変ではありましたが調理で参加できたことうれしかったです。
もう一つ感謝すべきこと。
両親が居なくなると故郷から足が遠のく話はよく聞きます。
私の姉二人も親の存命中は毎年子供を連れて帰省していましたが御多分に洩れず父の死後は足が遠のいていました。
そんな姉たちが三根会参加のため久しぶりに帰省し数日を楽しく過ごすことができました。
私達姉妹に限らず、学び舎を共にした島を出た者と島に残った者が島の空気の中で時間を過ごせたこと、その機会を作ってもらえたことに感謝して またの「島でよさろー会」を楽しみにしています。
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