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●学年クラスの近況【昭和33年度卒業】
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2022年12月17日 掲載
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八丈島の原住民(昭和33年度卒業 磯崎 典雄)
私は昭和21年に島で生まれ、島外の生活経験は68年間一度もありません。三根小学校では1年4組、島内での生徒数(三根小学校)では一番多く130余名だったと思います。小中学校と学び卒業後は民間で働き、昭和47年に町役場に奉職しました。57歳で早期退職し農業を楽しんでいましたが、平成18年に商工会事務局長としての声がかかり現在に至っています。
我が八丈島をこよなく愛し、自然環境の素晴らしい八丈、太平洋に浮かぶ「ひょっこりひょうたん島」、島を離れ島外での生活をされている方は、我がふるさと八丈島を偲ぶ思いは計り知れないものがあると思います。島を愛する皆さんの為にも、微力ながら島の発展の為に力を傾注したいと思います。
昨今の八丈島は少子高齢化が進み、坂上3地域の小・中学校は統合し、三原小・中学校となりました、高齢化率は上がっています。
平成27年1月1日の島民人口は7,921人となり、ついに8千人を割ってしまいました。内訳には14歳以下は902人、15~64歳4,153人、65歳以上は2,866人。一時は12,000人余りあった人口、過疎化が進みさみしい限りです。
そこで我々商工会は、人口減少に少しでも歯止めをかけるために貢献したく、島内男性に島外から花嫁さんを世話する、婚活事業「島婚 in 八丈島」を計画し、昨年で3回目を開催しました。」第一回目(男性16・女性14)4組カップル成立し一組が結婚。第2回目(男性22・女性11)7組カップル成立し、4組が結婚、そのうち2組がオメデタです。第3回目は(男性18・女性20)11組カップル誕生して現在交際中です。この事業は八丈町の援助を受けて実施していますが、今年も開催しますので、若い女性の参加の呼びかけ協力を頂ければ幸いです。
又、東京都・八丈島が母体となる「八丈島再生可能エネルギー」事業、八丈島の地熱を利用して発電施設を官民一体となり今、建設計画を進めています。将来地球上の鉱石が枯渇しても、八丈島は地熱発電により全域を賄う事業計画です。又、この発電所から出た熱水を利用した地域振興事業(農業温水施設・陸上養殖事業・バイオマス援助事業)の取り組みを検討し、将来に向けて島で暮らす方々の為に利用拡大できる素晴らしい事業の取り組みです。
なにか偉そうな事の事例を紹介しましたが…。
歴史ある三根会に私はまだ数回しか参加していませんが、先輩・同僚・後輩と一堂に会して合える事は、懐かしく嬉しく島言葉の花が咲きます。閉会後は同僚仲間と2次会へ、島のつもりで酒を飲み、酔っ払って夜の東京を夢遊病者に、昔はおとなしく無口な自分が、これほど変わったのも家庭・同僚の支えもあり、ここまでの人間に成長したことに感謝申し上げます。
来年は70歳の節目の年、三根会で寄さろう仲間で、酒を酌み交わしながら、同窓会の立案計画に夢と希望を持ち、我が人生の道を歩みたいと思います。
幹事さんのご苦労様を申し感謝しつつ“合掌”。
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