その他の情報 HOME

●学年クラスの近況【昭和28年度卒業】 2022年12月13日 掲載

ロマンの香る八丈島へ(昭和28年度卒業 八丈ロマン派より)
 昭和29年飛行場に飛行機が飛んで来る、ごく当たり前の話ですが、思い返すと小学校4,5年の頃と思います。学年集団で、戦後整備されたことの無いと思いますが、その飛行場に飛んで来る瞬間を見学に行った記憶があります。
 今か今かとしばらく待つと単発と思われる、小さな飛行機が上空を何回か旋回した後に着陸態勢に入り、トンボが田んぼに舞い降りるように、無事着陸しボディに青木航空と書かれた4〜5人乗りの機体に歓声を上げ感動したのを覚えています。今考えると、八丈島に大きな発展と大きな夢を与えてくれたスタートと思います。
 現在、私も島を離れ半世紀以上経過致しました。今更八丈島の事を掲載ことに非常に僭越で苦笑されることを背に、私的な思いをつづらせて頂きます。
年号も代わり近年では、滑走路も整備され200人近く搭乗出来る飛行機が往来する時代になっています。
 あの単発の時代から半世紀、八丈島も行政の下で地番整備も進み未来に向け成熟した街造り完成しつつあります。
 減少化する人口問題等々課題は山積みですが、行政が進める島民の為の地番整理等をハード造りとすると、共に並行して進めたいと思うのが住民の為の文化創り、進みつつある島民によるコミュニティ活動等を含め、更に街おこし活動に積極的な文化的ソフト創り施策の検討はいかがでしょうか。
 文化創りには、民間の知恵と行政の理解と支援がなければ進まない部分があります。
ハードとソフトは車の車輪のように双方が同時に回転することでより充実した住み良い、うるおいのある街造りが完成される気がいたします。
 各地で近年行われている活動の一環として、伝統的な文化の掘り起しをマスコミ等で取り上げます、地区の整理と共に、ゆとりある街造りの為に文化的構想を手探り作業で賢明です。
 住民の心の豊かさクオリティの向上を目指し、ロマンの香る八丈島構想は夢でしょうか。伝統的な和太鼓、ショメ節等、島内の運動会等々を含め多才です。
 また、メジャー産業である黄八丈、その他多種あります。
 新たな文化的要素として、世界的著名な團伊久磨先生が残された別荘等、先生が国内数々ある島々の中で八丈島を選ばれた理由は、また今でも継続されているリピーターによる音楽会等、残された種々を探求する事により東京都の知恵を借り文化的、更に観光面でも非常に貴重な資源、参考資料の発掘になる気が致します。
 ロマンの香り構想、八丈島を今でも愛する島民の一人です。

戻る